本日は、NISAを続けていく中で、様々な誘惑や罠に打ち勝つための極意をお伝えします。
内容はとても簡単なのですが、これを守れる人が少ないから投資が浸透していない理由だと思います。
その極意とは、「投資の3大原則」というものです。
早速重要ポイントですが、投資の3大原則は、「長期」、「積立」、「分散」です。
以下で詳しく投資の3大原則について解説していきます。
長期、積立、分散が良い理由 投資信託が全てを解決
ここで皆さんに質問です。
投資と聞くと、どのようなイメージですか?
一攫千金、キケン、人生大逆転、ギャンブル等このようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ここで覚えて欲しいポイントは、「投資はギャンブルではない」ということです。
投資とギャンブルを同じと考えてしまうから怖いと感じるのです。
そして以下で説明する投資の3大原則を守れば投資で失敗する確率を限りなくゼロに近づけることが可能です。
長期投資
投資というのは期間が短くなればなるほどギャンブル性が高くなります。
短期的な投資で動いている価格は「本質的な価値」+「人々の思惑」です。
価値自体が下がらなくても、マイナス要因など、人の心も反映されてしまうのが投資の世界で読めないところです。
しかし、長期で投資をすると、「本質的な価値」自体が上昇する可能性が高いので勝てる確率が高まるということです。
長い目で見て、短期的な成績のアップダウンに一喜一憂しないことが重要です。
長期投資が功を奏した例
こんなデータをご存じでしょうか。
フィデリティというアメリカの運用会社が、2003年から2013年にかけて、顧客の運用パフォーマンスを調査しました。
すると、「運用を忘れていた人」のパフォーマンスが一番良かったのです。
長期で保有せずに余計な売買をしてしまうと、タイミングを間違える可能性が高く、失敗するのです。
忘れてはいけないのは、経済は長い目で見れば右肩上がりであるということです。
目先の利益にとらわれず、投資は長い目で見るようにしましょう。
そして長期投資の一番のメリットは「複利効果」です。
長期投資と複利はセットなので、この二つを掛け合わすと、失敗するリスクを限りなくゼロに出来るということです。
積立投資
積立投資とは、毎月決まった額をコツコツと積立て投資をする手法の事です。
3つのメリット
- 小額で始められる
- 購入のタイミングで迷うことが無い
- 時間分散によりリスクを軽減できる
まずは初心者でも小額で始められるのがメリットであります。
そして、長期的に積立投資を行うことで、時間分散のメリットがあります。
毎月同じ金額を購入し続けるやり方で「ドルコスト平均法」と言います。
この購入方法は、一定金額で購入するため、株価が安い時には多く買え、高い時には少なくて済むという手法です。
相場を読むというのはプロでも難しいことです。
時間を掛けてリスクを分散させ、根気強く積立ていくのが失敗のリスクをゼロに近づける方法です。
分散投資
分散投資とは、様々なものに幅広く投資をする手法です。
分散と言ってもどこに長期投資すればいいの?って思いますよね。
以下でその悩みを解決します。
初心者は投資信託からスタート
結論から言うと、幅広く分散されたインデックスファンドかつ手数料が安いものです。
S&P500、VTI、オールカントリー等が主な、人気の指数となっています。
インデックスファンドとは、市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託です。
少し難しい言葉を並べてすみません。
以下でもう少し詳しく説明します。
インデックスファンド
日経平均株価、TOPIX、やNYダウ等の言葉を聞いたことはあると思います。
先ほど例に挙げたS&P500、VTI、オールカントリーも同じです。
それぞれ決められた数の株式の価格の平均値を表している指数となります。
幅広く分散された株価の平均値なので、特定の株が下がっても影響を受けることは少ないです。
また、世界経済やアメリカの経済に投資をすることをお勧めします。
世界経済やアメリカの経済は長期的に見ればずっと右肩上がりで上昇しています。
人間の欲望が尽きない限り経済は上昇すると言われています。
コロナや金融危機により短期的に経済が悪化することはありますが、過去のどの時期をみても悪化した経済危機を回復して成長を続けています。
投資信託のデメリット
上記の説明で投資信託を長期で積み立てることが、投資の失敗をゼロに近づける方法だとお伝えしました。
しかし、投資信託にももちろんデメリットがあります。
デメリットもしっかりと理解したうえで投資を行う必要があります。
投資である以上元本割れするリスクがある
投資にはリスクがあり、一部の商品を除き、元本保証はありません。
絶対に損はしない保証が無いので、無理しない範囲のお金で運用する必要があります。
手数料がかかる
投資信託は「購入時手数料」、「運用管理費用」、「信託財産留保額」の3種類の手数料があります。
最近では、購入時手数料が無料のノーロード型の商品や、運用管理費用の安い商品が増えているので、安くて良い商品を選ぶ必要があります。
長期で運用するので、手数料は出来るだけ安いものを選ぶようにしましょう。
短期間で大きな利益を上げることは難しい
本記事で紹介している投資手法は、コツコツ資産を積み上げて増やしていく手法です。
積立初期は運用資金も少ないため、短期間で大きな利益を上げることは出来ません。
長い目で見ましょう。
まとめ
ここまで読まれた方は、投資とはどういうものか少しは分かってもらえたと思います。
投資の3大原則とは、リスクを限りなく減らす方法なのです。
毎日仕事や家事に追われている生活をしている方がほとんどだと思います。
そんな時に株価大暴落のニュースが入っても手遅れになることがあります。
そして、投資の事で精神をすり減らすのは仕事にも悪影響です。
投資で考えるのは買う時と売るときだけ。
そして長期で運用することが前提なので、買ってしまえば忘れるぐらいで大丈夫です。
投資をするには知識をつけることが絶対に必要です。
まずはプロに相談するのも一つの方法だと思います。
投資は自己責任、これからも賢く投資をしていきましょう。
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